一風変わったミステリをお書きになる西澤さんの登場です。
この本は私の中でも西澤ベスト(勝手に命名)の中で上位三位に入るほどの作品です。
あくまで私の中でですが。
七回死んだ男 西澤保彦
95年講談社ノベルスより刊行され98年に文庫本でも刊行されようです。
私が読んだのは文庫本ですね。
あらすじ
どうしても殺人が防げない!? 不思議な時間の「反復落とし穴」で、蘇る度に、また殺されてしまう、渕上零冶朗老人――。「落とし穴」を唯一認識できる孫の久太郎少年は、祖父を救うためあらゆる手を尽くす。孤軍奮闘の末、少年探偵が思いついた解決策とは? 時空の不条理を核にした、本格長編パズラー。
本編は約350ページほどです。
とはいえ、かなり複雑に作りこまれている傑作ですから幾度読んでも飽きる事なしです。
一言言いたい。「世史夫さん、可愛いよ君!」
続きは感想です。ネタバレネタバレ。